4月の当地MB大賞がGW前の最後の高額賞金レースだった。そのMB大賞で優勝して賞金ランク7位に浮上した松井繁は、早くも「賞金王(での優勝)しか狙ってないですから」と言い切った。そのためにも、この当地G1では優勝あるのみ。2カ月前に走っているのは大いに有利だ。
地元の中島孝平は、2月の地区選V→4月のMB大賞4着と当地での優出ノルマを果たしているものの、カド発進から不発に終わったMB大賞の優勝戦を悔やんでいるはず。その悔しさをぶつけて目指すは打倒・松井だ。
地区選の優勝戦1号艇でV逸した田中信一郎はその後、総理杯の優出などコンスタントな成績を収めている。当地は4連続優出中。得点能力が高く今回も予選トップ通過の可能性は十分なだけに、その動向から目が離せない。
MB大賞4着の井口佳典が今回はもうワンランク上の結果を求める。ダッシュ戦で本来の姿を見せただけに近畿勢に割って入りそうだ。
その他、当地実績を加味して優勝候補に挙がるのは地区選優勝戦2着の丸岡正典と、最近5年間の5節中で4優出V1の林美憲。今年、丸岡は住之江周年で、林は四国地区選(鳴門)で優勝している。