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モーターによって、性能の善し悪しは様々です。もちろん選手によって整備力の差はありますが、選手がどのように整備をしても、良くならないということがあります。本体、ギヤケース、プロペラ調整を十二分にしてみても、ダメであれば、大きな整備が必要になり、整備士と相談しながらシリンダーケース、クランクシャフトなどの部品交換をします。この大きな整備を1節に2、3回する選手もいます。 |
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| 昔、モーターの整備は整備士が主体となって行なっていたため、整備や部品交換を現在ほど頻繁に選手の希望で行えませんでした。 時は流れ、選手が「自分の思う通りに、整備できないから」といってレースをあきらめないように、「自分で頑張ればそれなりの結果が出る!」という意欲を出してもらうため、現在は、選手が自ら整備を行う自主整備が基本となり、整備士は整備の指導や助言で協力することになりました。 |
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| モーターは分解する箇所によって、整備にかかる時間が違います。モーターは簡単な構造で作ってあるので、簡単な整備であればそれほど時間がかかることはありませんが、本体やクランクシャフトを外して整備をすると、組み立てや調整に時間がかかります。 |
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整備士が整備をする時には、(社団法人)日本モーターボート選手会から配備された工具セットを使っています。しかし、整備に必要な工具は特殊なものが多く、このような特殊工具は競艇場が独自で設置しています。また、整備時間の短縮や効率をよくするため、特殊工具の改良も行なわれていて、三国競艇場でも独自に考案された工具などが使用されています。 |
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| 全国にある24の競艇場のうち8場は、民間会社がボートとモーターを所有しています。三国競艇を含め16場は施行者、つまり自治体が所有しています。各施行者によって、形態は様々ですが、どこの施行者も整備士は異動により配置されます。 |
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三国競艇の整備を担当しているのは、25年〜10年の経験を持つ3人の整備士と1人の職員さん。整備士として、仕事に慣れるには7〜8年ぐらいの経験が必要です。整備士の3人に整備の仕事について語ってもらいました。 |