みどころ
 2014年のSGグランプリ(シリーズ戦含む)に福井支部から唯一参戦したのは、土壇場、11月の福岡周年での優勝が功を奏した今垣光太郎。一方、中島孝平は同月の浜名湖周年・準優勝戦でフライングを犯し選出除外と明暗が分かれた。ただ、今垣はグランプリ・トライアル1stで惨敗。地元の正月レースでもV逸し、今回の周年には奮起の気持ちが強い。本人も「オーシャンカップが三国であるので早く出場権が取れて良かった」と今年は例年以上に気合が入っている。その先には悲願のグランプリ制覇が待つが、まずはこの地元周年2年ぶりのV実現だ。
 その今垣にとって強敵になるのは、前回(2013年6月)ウイナーの田中信一郎、円熟の走りにますます磨きがかかる太田和美、三国では2013年4月のMB大賞Vが記憶に新しい松井繁、グレードレースで無冠に終わった昨年から巻き返しを期す湯川浩司ら大阪勢。さらに、昨年のグランプリで完全Vに王手をかけながらV逸(3着)した悔しさを胸に新しい年を迎えた白井英治は、下関の正月レースVで幸先のいい滑り出しをしている。今垣VS大阪勢に割って入るだろう。
 昨年はヤングダービーV、そしてグランプリ出場と次世代のトップに君臨した桐生順平が出場経験の少ない三国の水面でV争いにどこまで食い込めるかにも要注目。あと、2012年6月の三国周年Vが記憶に新しい須藤博倫、地元戦にめっぽう強く周年初Vが期待される萩原秀人も有力候補になりそうだ。